カテゴリー: アートクラス
「満開の桜」
前回の「春の空気」からかなりの時間が空いてしまいましたが、続きのレポートを。
皆が描いた「春の空気」を背景とし、その上に満開の桜を描きました。それぞれの想う桜の花びらの色、またフォルム、そしてどこを切り取るのか…が全く違っていて、とても興味深いものでした。
好奇心の強い子は、紙を破ってみたり、筆変わりになるものを探したり、色々と表現方法を模索している姿がありました。
皆、黙々と取り組み、個性(作家性)が強く出ており、鑑賞会では、他者の作品に皆、興味津々の様子でした。
ホームページが新しくなりました!
約7か月間のお休み期間を経て、アトリエはリニューアル、昨年末の11月に再スタートしました。それに伴い、HPやリーフレットも新しくなりました。日々の活動が目まぐるしく過ぎていく中で、なかなかレポートを書く時間が取れませんが、時々、活動の様子やアトリエで大切に想っていることなどを書き綴っていきたいと思います。
新学期が始まった4月上旬、新しいメンバーを迎えた第一回目のレッスンでは、「春の空気」を表現する時間にしました。
「“春の空気”ってどんな感じだろう?」と聞いてみると、それぞれの想いが出てきました。
ふわふわした感じ/冷たい風/花の匂い/あたたかい光/カラフルな色/強い風/花粉/花びらが舞う感じ/ねむくなる感じ/虫や植物などの気配/雨の匂い/嵐…
途中、「花粉症が酷いので、春はあまり好きじゃない」という子も。
表現とは、美しいものや心地の良いものだけではなく、
嫌な気持ちや、辛い気持ちを描くことも表現であるということ。
そんな話をしたのち、
「今、どんな気配を感じている?」
「匂いはどんな風に漂っている?」
状況をイメージし、今、自分が実際に感じていることを描くように伝えました。
とくに、高学年や中学生くらいになると、技術的なことに興味がいきがちなので、もう一度、描くことの本質に触れたいと思いました。
一人3枚程度描きましたが、教室が静まり返るほどで、自らの絵の中に意識が入っている様子でした。
描き終えると一人ひとり、お気に入りの一枚を皆に紹介です。鑑賞者は、それに対して、どのように感じたのか、それはどうしてか、を伝えます。描いた本人も気づかない感想をもらい、新たな発見があったり、描いた思いがそのまま伝わって共感したり…。
鑑賞会は作品を深く読み取ることに繋がるので、洞察力や、表現力が豊かになります。そして、なんといっても相手の事を知ることができ、様々な価値観があることを体感できます。
新しいメンバーの皆さん、どうぞよろしくお願いします!
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<HP及びリーフレットデザイン>
アトリエオープン時からデザインを担当してくださっている
ララスー・デザイン さんのサイト
Lallasoo Poopo Lab. https://lallasoo.com
「春の空気」