カテゴリー: 小学生クラス

「盆栽ツアー」みんなでお出かけ♪

先日、地元川口市赤山にある盆栽 喜楽園さんまで、アトリエの子どもたちと見学に行ってきました。日差しも暖かく、紅葉が美しくとっても気持ちよかった~。
現在、アトリエの高学年㈮クラスでは、川口の盆栽を体験するプロジェクトを行っています。盆栽 喜楽園の園主:飯村さんとは、前職のお仕事でお世話になったご縁があります。いまでもこうやって繋がりを持たせていただけて本当に有難い思いです。
何て贅沢なレッスン。。
盆栽って本当に奥深く、面白い。
来週は実際にミニ盆栽にチャレンジです。
(盆栽プロジェクトの様子も追ってレポートしていきます。(^^)/)
帰りにイイナパークに寄り、みんなでお昼ごはんを食べ、広場で鬼ごっこ。はしゃぎすぎた~。楽しすぎた~。
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「死んでいるけれど、生きている」

秋といえば秋刀魚。
今年はようやく手に入りやすくなりましたが、かなりスリムです。昔はもっと太かったですよね。
さて、最近の子達は頭のついた魚を見る機会が少ないようで、
「これ、生きてるの?」なんて、聞いてくる子も!
先ずは、しっかり観察です。
「魚ツルツルして気持ちい〜!」
「げぇ~、気持ち悪い〜」
「口、結構ひらくよ!舌もある!」
「目玉、プニプニ!」
「かわいぃ~」
「くさいー!」
「なんか出てきた!(う○こ?)
「血が出てきたー」
「ぎゃー」
たくさん観察した後は、オイルパステルで、混色しながら、色を見つけて描きました。
いざ描き始めると、
先ほどのざわつきがウソのように、集中モードになりました。
単色で塗る紫と、混色でつくる紫の違い、
白といっても様々な種類の白があること。
混色する事で、厚みのある奥深い色になります。
目の前の秋刀魚は、死んでいるけれど、
卵から孵り、成魚になるまで生き抜き、
何ヶ月も海を泳いぎ、引き締まるからだ。
血の通った”生物としての秋刀魚”であるということ。
描き終わってからの鑑賞会では、皆が作品を見て、
「からだの厚みを感じる。」
「前に進もうとする感じがする。」
「表情があってカワイイ。」
「死んでるんだけど、生きている感じがする。」
「色々な色で描かれているから、魚からオーラが出ているように見える。」
といった感想がありました。
これは、人や植物を描く時にも感じますが、混色のもつ力でもありますね。色彩の重複さは命を感じます。
そこに、作者の思いが入ると、絵に命が宿りますね。
持ち帰った秋刀魚は、その日の食卓に上がったようですが、保護者の方から、こんな印象に残るエピソードを伺いました。
***
娘は、魚アレルギーがあり、いままで食べたことありまんでしたが、「食べてみたい。」といって一口だけ食べてみました。すると「美味しい!」といってアレルギー反応も出ませんでした。
***
楽しい経験が、
新たな一歩につながるって最高ですね。^ ^
臨床美術プログラム「秋刀魚の観察画」
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「久しぶりのペン画」

ペン画経験者には、今年は数点モチーフを選んで構成も考えてもらいました。
下書きなしの一発勝負!!だからこそ表れる、
“ 勢い ” や “ 緊張感 ”
集中して観察するからこそ表れる、モチーフの
“ 本質 ” や “ 存在感 ”
初めての子は、失敗が怖くて、大騒ぎしていましたが、
それも、また経験。
うまくいかないことも含めて楽しみたい。
お友達の出来上がりを見て、
“ 魅力的な絵 ” とは何か?
を、なんとなく感じ取る。それができるのがアトリエのいい所。
今年は、自分たちで枝を選んで(拾ってきたりして)、ナイフで削ってペンも作りました。初めてのナイフ使いに、ドキドキ。
皆とても集中し、誰一人怪我無く、無事にマイペンが作れました!
自分のペンで描くと、よりワクワクしますね~。^^
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「菜の花を描く(低学年クラス)」

低学年では、赤・青・黄の三原色+白をつかって、調色しながら描きました。
4月からアトリエに入ったばかりの子達にはなかなか難しかったかもしれませんが、皆じっくりと、葉や花の形や色を観察していました。

大胆に、繊細に、楽し気に–

それぞれの感じ取った魅力的な葉の花になりましたね。^^

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「菜の花を描く (高学年クラス・アートクラス・ゆっくりクラス)」

春になると黄色い花があちこちに。
いつもモチーフでお世話になっている地元の農家さんより、
たくさんの種類の菜の花を摘ませていただきました。
菜の花には沢山の種類、色があります。意外と知らずに過ごしていますよね。
今回は、
・小松菜
・のらぼう菜
・からし大根の花
・プチベェール(芽キャベツとケールの掛け合わせ。白、緑、赤紫などの品種がある。)
をいただきました。
それぞれ、花の色、葉の形など特徴が異なり、
子ども達は、気になる花を数本自分でチョイスし、花瓶に生けて描きました。
水彩絵の具の滲みをうまく利用した、とっても透明感のある絵になりました。
背景に春の空気を描いている子も多く、奥行きを感じますね。
高学年といえど、新四年生の子も多く、少し前まで幼かった子達も、
しっかりと集中力がつき、丁寧に観察し描くようになったことだなと感心しました。
アートクラス(中高生)になると、目の前の花からさらにイメージを広げて、
大胆な切り口で描く子が多く、作家性を強く感じました。
ゆっくりさんクラスでは、固定概念にとらわれない色とりどりの菜の花が。
その柔軟な視点に心が震えました。
アトリエの壁は、春でいっぱいです。^^
協力;肥留間農園 川口市辻
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「型染め」

4月には新しいお友達も入ってくるので毎年恒例のアトリエバックづくりです。
以前、川口の染色工房ninoiroさんに教えていただいた型染めという技法です。
今年は、リュックタイプも作りました。
もう何度か作った経験のある子達は、どんどん手が動き型作りも染めもお手のもの。
皆、とっても良く似合っています。
街中でも注目されますね!^^
■染織工房ninoiro ホーム | ninoiro
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「大根のちぎり絵」

地元の農家さんで、立派な青首大根を引き抜かせていただきました。
立派な大根に負けないくらい、皆んなのびのびと描いていて、側で見ていてワクワクしました。
始めに皆で生の大根をかじりました。(苦いと感じる子や、甘いと感じる子など様々)
一人ひとりの表現の違いが興味深く、
みずみずしさや味わいを意識している人、
形の面白さを意識している大胆な人、
肌触りや質感や細部に注目している人、
そこに在るという、存在感を感じている人…、
それぞれの視点が豊かだなぁ。と毎回感じます。
そのことを子ども達もきっと感じていることでしょう。
そして、なんといっても、描きたくなる素材の魅力に感謝です。
協力:肥留間農園 (川口市辻)
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ペン画 -花-

7月のアトリエ。

たくさんのお花をいただいたことと、前回のスイカで、しっかり観察して描くことを意識できたので、久しぶりにペン画を。こちらも下書きなしです。

墨を使うと、より修正が効かないので、

誰かが、ポツリと

「描ける気がしない、、」と。^ ^;

他の誰かが、

「めちゃくちゃ楽しそー!」

「ミスっても、それをいかせばいーんじゃない?」と。(その通り!)

皆でやると、色々な発言があっていいものです。^ ^

出来上がった皆の花の素晴らしいこと!

こぼれた墨も、あれ?となった線も、作品自体に魅力があれば、まったく気にならないと、本人達も気付いたようでした。^ ^

 

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「スイカ」

7月は、みずみずしいスイカを描きました。丸ごとのスイカを見て、皆大盛り上がり!とっても甘ーい。^ ^

三原色を基本として色づくりを行い、スイカの色や、形、重さや、質感をよく観察して描きます。(低学年は主に色や質感に注目するために、三日月型にカット。高学年は立体を意識するために、さらに半分にカットしました。)

微妙な色づくりは実験のようで、難しいけれどワクワクした気持ちが大きく、皆とても集中していました。

下書き無しで少しづつ描き進めていくと、いつのまにか見事なスイカに!

終わった後は、皆で食べたり、持ち帰ったり。

「同じスイカでも、こんなに違いが出るんだねー!」と鑑賞の時間も盛り上がりました。

自分で色を作るからこそ、その違いがより出てきますね。

普段から是非、絵の具セットの中の色だけでなく、自分で色を作って描いてほしいなと思います。^ ^

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「満開の桜」

前回の「春の空気」からかなりの時間が空いてしまいましたが、続きのレポートを。
皆が描いた「春の空気」を背景とし、その上に満開の桜を描きました。それぞれの想う桜の花びらの色、またフォルム、そしてどこを切り取るのか…が全く違っていて、とても興味深いものでした。

好奇心の強い子は、紙を破ってみたり、筆変わりになるものを探したり、色々と表現方法を模索している姿がありました。


皆、黙々と取り組み、個性(作家性)が強く出ており、鑑賞会では、他者の作品に皆、興味津々の様子でした。

 

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ホームページが新しくなりました!

約7か月間のお休み期間を経て、アトリエはリニューアル、昨年末の11月に再スタートしました。それに伴い、HPやリーフレットも新しくなりました。日々の活動が目まぐるしく過ぎていく中で、なかなかレポートを書く時間が取れませんが、時々、活動の様子やアトリエで大切に想っていることなどを書き綴っていきたいと思います。

新学期が始まった4月上旬、新しいメンバーを迎えた第一回目のレッスンでは、「春の空気」を表現する時間にしました。

「“春の空気”ってどんな感じだろう?」と聞いてみると、それぞれの想いが出てきました。

ふわふわした感じ/冷たい風/花の匂い/あたたかい光/カラフルな色/強い風/花粉/花びらが舞う感じ/ねむくなる感じ/虫や植物などの気配/雨の匂い/嵐…

途中、「花粉症が酷いので、春はあまり好きじゃない」という子も。

表現とは、美しいものや心地の良いものだけではなく、

嫌な気持ちや、辛い気持ちを描くことも表現であるということ。

そんな話をしたのち、

「今、どんな気配を感じている?」

「匂いはどんな風に漂っている?」

状況をイメージし、今、自分が実際に感じていることを描くように伝えました。

とくに、高学年や中学生くらいになると、技術的なことに興味がいきがちなので、もう一度、描くことの本質に触れたいと思いました。

一人3枚程度描きましたが、教室が静まり返るほどで、自らの絵の中に意識が入っている様子でした。

描き終えると一人ひとり、お気に入りの一枚を皆に紹介です。鑑賞者は、それに対して、どのように感じたのか、それはどうしてか、を伝えます。描いた本人も気づかない感想をもらい、新たな発見があったり、描いた思いがそのまま伝わって共感したり…。

鑑賞会は作品を深く読み取ることに繋がるので、洞察力や、表現力が豊かになります。そして、なんといっても相手の事を知ることができ、様々な価値観があることを体感できます。

新しいメンバーの皆さん、どうぞよろしくお願いします!

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<HP及びリーフレットデザイン>
アトリエオープン時からデザインを担当してくださっている
ララスー・デザイン さんのサイト 
Lallasoo Poopo Lab. https://lallasoo.com

「春の空気」

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